ワンダーフォーゲル部忘備録(組織編)

何気なく先輩(同い年)に誘われて入会したワンダーフォーゲル部ですが、コロナ禍でダラダラしていたらなぜか部長になっていました。しかも部員が100人もいてまさにマンモス部活です。(弊大学の学部生が1500人程度と考えると異常.....)

 

ワンダーフォーゲル部を語る上では、組織と山行の二層で話していかなければなりません。

 

今回は組織として、一年間で行ってきたことをブログにまとめておきます。

 

ワンゲルの一年間

ワンゲルの一年間は全体イベントと個別イベントに分かれます。

任期は12月からの一年間です。

全体イベント

12月 卒業生追い出しコンパ&ハイク&幹部交代

1月 OBOG会

3月 卒業式

4月、5月 新歓

6月 新歓コンパ&ハイク

7月 夏プレ合宿(1泊2日)、夏合宿(3泊4日以上)

9月 秋プレ合宿(2泊3日)

10月 引継ぎ

と、なっています。

うち、OBOG会、コンパハイクが食事会で、年5回あります。

そして、プレ合宿、夏合宿が全員参加可能で、年3回あります。

特に夏プレ合宿は時期の関係上、入学した人が泊まりで山に行ったことのない人が初めて山を経験する場となり教育的な部分が多いほか、参加者数が40人以上となるためにかなり大変な行事となってきます。

 

個人イベント

それとは別に、ワンゲルとしてのレベルを上げていくために週に一度は山行を開く必要があります。

個人で行うイベントは、ガチなものからふわっとしたものまでたくさんあり、部員たちの個性が発揮できる場とも言えます。

 

やったこと

11月、12月

役割分担を決めました。

部長...部の総括、夏合宿の計画担当

副部長....プレ合宿担当。(プレ合宿を経験することで、統率の仕方を学ぶ)

新歓隊長....新歓担当。(新歓を経験することで、企画の取りまとめ方やを学ぶ)

食事会担当....年5回の食事会の企画立案

会計...お金関連の総括、予約等の仕事

装備...安全な山行のための装備の相談役

保険...安全な山行のため、保険の相談役

会計補佐...部費の徴収、円滑な会計システムの管理

せせらぎ....部誌の編集

IT....SNS担当。部活の内容を全体に報告。

 

部長になるコース、会計になるコースなどがそれぞれあります。

部長コース

新歓隊長(2年)→副部長(3年)→部長(4年)

会計コースのメンバーとコミュニケーションをとりながら、部の統率の仕方を学んでいくコースです。

会計コース

装備(3年)or保険(3年)or会計補佐(3年)→会計(4年)

細かい作業を通じて、適正なお金のシステムを学んでいくコースです。

 

1月、2月、3月

特にやることありません。

 

4月、5月

新歓隊長が奮闘する時期です。

新入生は、最初はX(Twitter)、徐々にinstagramに移行していく傾向にあります。ですのでSNSでうまく新歓の情報など、情報提供を行っていました。

新歓隊長は計画してくれる部員を指名して、山行に連れていきます。

部活動を伝えるうえで最もわかりやすく安全なのは、なんといっても日帰り山行だと思います。

結局、日帰り山行を週に1.5回程度実施しました。なかなかのハイペースですね。

部活動の楽しさを二年生、三年生を筆頭に伝えることに成功し、今年度は43名もの部員を獲得しました。

それと同時に、新歓隊長自身もこの二か月を経て、ものすごく成長しているように感じました。

 

6月、7月、8月、9月

いよいよ、本格的に山に登る時期です。

会計部門は、新入部員の安全のために装備、保険が忙しくなる時期です。また、新歓の清算や装備保険代の計算のために会計も忙しくなってきます。

特に会計担当は公平な部費の使用法についてはかなり深く考えていただき、部長ともよく相談しました。

企画部門は夏合宿、夏プレ合宿、秋プレ合宿に向けて計画を立てていきます。

プレ合宿は、参加者数が40人を超えるために、それぞれ6人程度の小チームに分かれます。それらチームの総括を副部長が行います。また、貸切バスの予約や、部では足りないテントやガスの購入など細かい作業を遂行する能力も求められます。さらに、先輩から後輩に向けていろいろと教えることも必要です。(つまりかなり大変)

部長の仕事として、コロナ禍で失われつつあった技術を取り戻すため、よりレベルの高い山行を行うことを意識しました。

★週に1度は泊まり山行を開く。部長が泊まり山行を他部員にお願いする。

★夏合宿は、5泊6日の山行にする。

★雪、岩場に積極的に行く。

★安全性を高める。リスクの取り方など....

★毎日天気図などを眺めることにする。

 

10月、11月、12月

やることのない1月から3月と異なり、日帰り山行はまだまだできます。4月から9月を通じて1年生はかなり山行に親しんだので、1年生が2,3年生のサポートを受けながら山行計画を作っていきます。こうして1年生は来年新入部員が入ってくる際に、新入生に対して今度は企画する側になります。

 

1年の終えてみての感想

★4月に比べて、ほとんどの部員がものすごく頼もしくなりました。

★山行のレベルを上げることで、安全について考えていただく機会が増えました。

★山のことを好きになってくれる部員が増えました。

★部員同士の仲がかなり深まりました。

 

いろいろと悩ましい機会もたくさんありましたが、非常に楽しかったです。